どんな効果があるの!? エクオール+ラクトビオン酸 特集!
女性なら誰にでも訪れる更年期。
特にエクオール+ラクトビオン酸は、更年期でお悩みの方におすすめです。
※当記事は管理栄養士の星野みもが執筆させていただきます。
エクオール+ラクトビオン酸はどのような人におすすめか
そもそも更年期とは、月経が終わる閉経の時期を挟んだ前後5年の、約10年間のことを言います。
この時期は、卵巣機能の低下から、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少し、さまざまな不調が起こります。
更年期障害は、更年期の期間中に訪れる障害のことで、不調をほとんど感じない人もいれば、イライラしたり、だるかったりなどの不調を感じる人もいます。
更年期障害に有効な成分として、大豆イソフラボンをご存知の方は多いでしょう。
更年期は、女性ホルモンの分泌が減少しますが、大豆イソフラボンはこのホルモンに似た働きをしますので、更年期には、大豆製品を積極的に摂るように推進されています。
大豆イソフラボンは、体内に入ると腸内細菌と結合してエクオールという成分を作ります。
このエクオールが、更年期に大切な女性ホルモンの代わりをします。
しかし、このエクオールを作ることができる人と、できない人がいます。
また、大豆製品を食事だけで摂るのには限界もありますし、もし自分がエクオールを生成できないのなら、大豆製品を摂る必要はないのではと考える方も多いでしょう。
しかし、エクオール+ラクトビオン酸だと、もし自分が生成できなくても飲むだけでエクオールを摂取することができ、毎日大豆製品を食べなければと悩むこともありません。
ラクトビオン酸は、カスピ海ヨーグルト菌などから取れるオリゴ糖の一種で腸内細菌の働きを助けます。
更年期は腸内環境も乱れ、便秘や下痢などになる人も多いですが、ラクトビオン酸は腸内細菌である善玉菌のエサになり腸内環境をを改善する役目を持っています。
さらに、骨も守るようにカルシウムの吸収もサポートをするので、骨粗しょう症予防にもおすすめです。
配合成分から見てどのような効果が期待できるのか

エクオール+ラクトビオン酸の配合成分には、名前の通りエクオールとラクトビオン酸が含まれています。
エクオールは女性ホルモンの補充を手助けしてくれます。
ですので、更年期に減ってきているエストロゲンの補充の働きをし、更年期症状の不快症状の軽減が期待できます。
ラクトビオン酸は、大豆イソフラボンを摂取してから行われるエクオールの体内産生を促進する働きがあるので、エクオールと合わせて摂取することにより、より効率的に更年期障害の改善に期待ができます。
また、エクオールとラクトビオン酸以外に、ビール酵母が含まれています。
ビール酵母には、腸内にある善玉菌をサポートする働きがあります。
腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つの菌があります。
これらの3つの菌がバランスを保って存在をしていますが、このバランスが崩れるとお腹の調子が悪くなったりします。
善玉菌は、悪玉菌よりも環境の変化に弱くすぐに減ってしまうため、ビール酵母などの外からのサポートが必要になります。
このビール酵母の働きにより、腸内環境のバランスを保つことが期待できます。
また、ビール酵母には食物繊維も豊富に含まれているので便秘の改善や、コレステロール値や血糖値の低下にもつながります。
食物繊維にはさらに、満腹感を促進し食べ過ぎを防ぐ働きもあります。
たんぱく質やビタミンB群のビタミン類とカルシウムや鉄などのミネラル類も含まれていますので、アンチエイジングやニキビ肌などの肌トラブルにも働き、美肌にも効果があります。
代謝が活発になり手助けもするので、老廃物の排出を促進し、また満腹感もサポートしてくれるので、ダイエット効果にも期待ができます。
ビタミンB群には、血中や筋肉に蓄積した疲労物質を分解して排出をする働きもあるので、慢性的な疲労感の対策にも期待ができます。
管理栄養士としてのアドバイス!どのような使用方法が良いのか!

ラクトビオン酸は、大豆製品からのエクオールの生成を助けるオリゴ糖です。
ですので、人によってイソフラボンからエクオールを生成できない人もいますが、生成ができる人は納豆や豆乳などの大豆製品を一緒に摂取するとさらに効果が期待できるでしょう。
イソフラボンは、一日あたり40~50mgがよいとされています。
納豆では1パック約36mg、調整豆乳だとコップ1杯に約41mg含まれています。
イソフラボンには、カルシウムも含まれています。
更年期になると、骨量が急激に減少するので骨を作る材料になるカルシウムは必要不可欠なものです。
カルシウムは骨粗しょう症を防ぐだけでなく、筋肉の収縮や神経の働きを正常に保ち、ホルモンの分泌を促すなどの働きもあります。
更年期になると、骨粗しょう症になりやすくなるので、大豆製品と一緒に、カルシウムを含む製品も積極的に摂るように心がけましょう。
イソフラボンの多く含まれている納豆にはカルシウムが約45ml、豆乳には約30ml、また牛乳にはイソフラボンは含まれていませんが、カルシウムは約200ml含まれています。
しかし、カルシウムの摂取量が十分でもビタミンDの不足や運動不足の状態では、カルシウムの吸収が悪くなるので、ビタミンDの補給のために、適度に日光に浴びて運動をするようにしましょう。
エクオール+ラクトビオン酸を摂り、更年期と闘うために、大豆製品やカルシウムの多く含まれている食品をストレスの感じない程度に、適度に食べるように心がけてください。
エクオール+ラクトビオン酸 まとめ

自分がエクオールを生成できる体なのか気になる方は、検査をされてみてもいいかもしれませんが、それも少し面倒くさかったりしませんか。
しかしエクオール+ラクトビオン酸だと、生成できるかなど関係ないので簡単に続けることができます。
更年期になると、すぐにイライラしたり、ホットフラッシュで急に熱くなりのぼせてしまったり嫌なことが多いでしょうが、エクオール+ラクトビオン酸は飲むだけなのでストレスも感じることはありません。
しかし、乳、大豆、ビール酵母が含まれていますので、アレルギーをお持ちの方は摂取を控えてください。
エクオールは女性ホルモンを補う力があり、さらにラクトビオン酸はその働きを促進する作用があります。
更年期でイライラしている方だけでなく、便秘やお肌の悩みを持っている方などは、是非エクオール+ラクトビオン酸を試されてみてはいかがでしょうか。
エクオール+ラクトビオン酸は、管理栄養士の星野みもが執筆しました

【経歴】
・同志社女子大学生活科学部食物栄養科学科管理栄養士専攻 卒業
・老舗料亭、在宅栄養士として民間企業、また公的機関に勤務
私は生まれた時に、極度の肥満児でした。
しかし、物心がついたときには母親が、いつも栄養のバランスの整った食事を作ってくれていたお陰で健康な普通体系の子どもになっていました。
母親は栄養士ではないですが、いつも食事には気を使ってくれていました。
その影響を小さい時から受けていたので、大きくなるにつれて自然と食事に関わる仕事がしたと思い、管理栄養士を目指しました。
今まで、民間企業で健康な方向けのお弁当、また、疾病予防や、退院後の在宅療養の方向けのお食事の提供などをしました。
公的機関では、地域の方に向けて健康寿命を伸ばすためのお食事や、ロコモティブシンドローム予防の運動の普及などをしていました。
現在は海外在住です。
海外では、残念ながら日本の管理栄養士の資格を使うことができません。
そこで、大好きな管理栄養士の資格を活かした仕事をしたいと思い参加をしました。
薬は風邪をひいてから飲み、治すことはできますが、食事は未然に風邪を予防することができます。
今の私達自身を作っているのは毎日の食事です。
人間は食べることなくして生きることはできません。
そんな、切っても切り離すことができない食事を通して、皆様のサポートができるように努めていきたいと思います。
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